旅行の移動は、鉄道よりも飛行機派という人もいるのではないでしょうか。京都府内には、残念ながら空港がありません。ここでは、関西に空路でアクセスして、京都へ向かうのにおすすめの空港がどこかについて、お伝えしてゆきます。
空港から京都までの距離やアクセス方法に注目して、自身が使いやすいと感じる空港を適切に選んでくださいね。
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京都旅行へ向かう際に空路で関西へ移動する方法を取る場合、多くの人が利用するのが大阪国際空港です。
大阪国際空港は、国内便に特化した空港で、伊丹空港とも呼ばれています。伊丹空港から京都へは、阪急バスが運行するリムジンバスに乗車すれば、50分で京都駅までアクセスできます。乗り換えなしで快適に京都市内の中心部へとアクセスでき、京都に着いたらすぐに観光をスタートできるのは、大きな魅力です。
京都駅行のリムジンバスは、予約なしで乗車できます。また、福知山や舞鶴、宮津・天橋立・京丹後方面といった京都府内各所へアクセスするリムジンバスもあります。京都市内観光ではなく、自然豊かな府内のエリアを観光したい場合は、自身が目指す方面に行くリムジンバスに乗車するようにしてください。
なお、福知山と舞鶴行のバスは日本交通、宮津・天橋立・京丹後方面行のバスは丹海バスが運行しています。いずれのリムジンバスも予約が必要となっていますので、利用を希望する際は事前に予約を済ませるようにしてください。
空港内では乗車券を購入できないため、注意しましょう。
関西の空港と言ったら、関西国際空港を思い浮かべる人が多いことでしょう。国際便、国内便の多数のフライトが発着する関西国際空港は、大阪府のなかではかなり南寄りのエリアに位置しています。京都府と大阪府自体は隣接しているのですが、関西国際空港から京都まではかなり距離があります。
関西国際空港から京都へアクセスする際には、特急電車またはリムジンバスを使えば、乗り換えなしでアクセスできます。旅の気分を高めながら京都へ向かいたい時におすすめなのが、JR西日本の「関空特急はるか」号です。
京都までの所要時間は約1時間10分~1時間20分ほどです。およそ30分間隔での運行で、待ち時間が少なくて済むところも嬉しいですね。「関空特急はるか」のおすすめポイントとしては、車内環境の快適さも挙げられます。
1994年のデビュー以降、観光客のニーズに合わせたサービスが提供できる新型車両を生み出していて、現在の車両には全席電源コンセントが備え付けられています。無料でWi-Fiの接続サービスを利用できるのも、とても便利です。
リムジンバスで京都へアクセスする場合の所要時間は約1時間半です。所要時間についても、料金についても、電車とリムジンバスではさほど大きな差はありません。発車時刻の都合や、自身の好みに合わせて、移動手段を選んでください。
京都に向かう時におすすめの関西にある空港としては、神戸空港も挙げられます。神戸と京都と聞くと、大阪と京都よりは距離が離れているイメージがあるかもしれませんが、意外と早く京都にアクセスすることが可能です。
神戸空港からは、京都に乗り換えなしでアクセスする方法はありません。空港からポートライナーに乗車して、三宮駅に向かい、そこから在来線に乗り換えて京都へ向かいましょう。三宮駅から京都に向かう方法としては、JRまたは阪急が挙げられます。
JR線の場合、乗り換えなしで京都駅までアクセス可能です。いちばんスピードの速い新快速電車であれば、三宮駅から50分ほどで京都駅に到着します。阪急線を利用する場合、JRよりも時間は掛かりますが、安く京都に行くことができます。
神戸三宮駅からの所要時間は、約1時間10分です。阪急線の場合、京都では京都河原町駅、嵐山駅などで下車してください。主要な観光スポットの近くに駅があるため、京都に着いたら快適に観光をスタートできるのは、阪急線を利用するメリットです。
帰路で空港を利用する場合、京都旅行のお土産を空港で購入したいと思うこともあるでしょう。
各空港では、京都土産の取り扱いもしていますので、旅行の最後に空港でまとめてお土産を買うことも可能です。
大阪国際空港で人気のある京都土産としては、生八ッ橋が挙げられます。聖護院八ッ橋総本店の粒あん入りの生八ッ橋「聖」は、季節ごとにパッケージデザインが変わるんですよ。夏には花火、秋には紅葉といった古都ならではの景を切り取る粋なパッケージのお土産は、京都の持つ魅力を余すことなく伝えてくれることでしょう。
また、抹茶使ったお菓子で人気の辻利にも注目してください。抹茶風味の薄手のラングドシャクッキーに、抹茶クリームをサンドした辻利京らんぐは、上質な抹茶を使ったお菓子ならではの風味の豊かさが堪能できます。
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関西空港で話題を呼んでいる京都土産が、京都珈琲菓子・モカボンのモカボン・ティラミスケーキです。このケーキは、関西国際空港の限定品となっていますので、レアなお土産を探している人にはぴったりの品物ですよ。コーヒー文化が根付く京都らしいお土産であり、レトロ感あふれるパッケージもなかなか素敵です。
ほろ苦くて大人っぽい味わいのティラミスケーキを、スイーツ好きなお友達への粋な京都土産としてチョイスしてはいかがでしょうか。
神戸空港でよく売れている京都土産が、ぎおんさかいの京ばうむです。老舗・森半製の宇治抹茶のほろ苦さと京都産の豆乳のまろやかさがマッチした豊かな味わいのバウムクーヘンは、ふんわりやさしい食感や上品な口どけも魅力です。
抹茶とバウムクーヘンという人気の要素を掛け合わせたお菓子は、幅広い人に喜んでもらいやすいでしょう。暑い時期の京都土産なら、匠宇治彩菜のわらび餅がおすすめです。和三盆糖のナチュラルな甘さを生かしたつるんとしたのど越しのわらび餅は、食欲が落ちる季節にも美味しく食べやすいと評判です。
京都へ空路でアクセスしたい場合には、関西にある三つの空港に降り立って、リムジンバスや電車で京都へ向かうようにしましょう。大阪国際空港、関西国際空港、神戸空港、いずれの空港からでも50分~1時間半ほどで京都に到着します。
各空港内には、京都土産を取り扱うお土産物店が入っていますので、帰路で空港を利用する場合は、最後にまとめてお土産を購入するのもおすすめです。